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2005年03月05日
成果を出せる人、出せない人。[心時代の人材マネジメント]
経営資源にはハードウェア、ソフトウェアがあると一般的には言われていますが
これからの成熟社会ではヒューマンウェアも重要な要素となってくるのではないでしょうか。
いくら豊富な資金、設備、システム、技術などがあっても、最終的にその資源を活かすか殺すかは人だからです。
今回は、人を育て管理していく上で重要な“人の心理”について話していきましょう。
成果は『判断力×実行力=成果』という基本公式から成り立っています。
ここで重要なのは『判断力』と『実行力』との“乗数”である点です。
成果を上げたいならば『判断力』と『実行力』、どちらがゼロであってもならないのです。
つまり、成果をなかなか上げれない人は
『判断力』もしくは『実行力』、そのどちらかが不足している事が考えられます。
まず『判断力』の不足ですが、これはどういった点から発生するのでしょう?
重要なのは判断力の有無は、必ずしも頭の良し悪しだけに起因するものではないということです。
例えば、社内である問題が発生したとします。
1.まずその問題に“気付く人”と“気付かない人”に分かれます。
この差はどこから生まれるのかと言うと、
その人が問題意識を持って仕事をしているかどうか、問題意識の有無によって生じるのです。
しかし大前提として、その人に目的意識がないと問題意識も発生しようがありません。
その仕事に対して明確な目的意識があるからこそ、問題意識を持つ事ができるのです。
2.次にその問題が“危ないと思う人”と“危ないと思わない人”に分かれます。
この差は、危機意識の有無によって生じるのです。
この危機意識の欠落は、大抵はその人の“甘さ”か、事の重大さがわからない“無知”が原因です。
3.ではその問題に気付いて危ないと思ったら、次に
その問題解決を“「自分がしよう」と思う人”と“「他人がしてくれるだろう」と思う人”に分かれます。
この差は自主意識の有無によって生じるのです。
他力依存型の人間は、たとえその問題を自分が解決できるとしても、「他人がやってくれるだろう」と考えます。
いわゆる“怠慢”ですよね。
4.その問題解決を「自分がしよう」と思ったとしても、次に“今すぐやる人”と“後でやる人”に分かれます。
この差は価値意識の差によって生じるのです。
ここで言う価値意識とは、スピードや時間に対してどのような価値感を持っているかを言います。
スピードをあまり重要だと思っていない人は、何事に対してもついつい後手にまわりがちです。
以上、目的意識、問題意識、危機意識、自主意識、価値意識。
この5つの意識の欠落が判断力不足につながるのです。
ではこの5つの意識を従業員に持たせるにはどうすれば良いのか?
それは経営意識を持たせる事で解決できます。
一人一人が経営意識を持つようになれば、
目的意識、問題意識、危機意識、自主意識、価値意識も自然と身についてくるでしょう。
この経営意識を従業員に持たせる具体的手法は複雑になりますので、またの機会にお話しますね。
次は『実行力』についてです。
世の中には『判断力』は十分備わっているのに、『実行力』に乏しい人がいます。
これはなぜでしょうか?
人は実行する際に
判断する → 決断する → 実行する
といった心理的なプロセスを得て、ようやく実行します。
判断する段階では様々な選択肢があり、その選択肢から何を選んで実行するかを決断してから、実行に移すのです。
そして、この決断するということには、常に“責任”が伴います。
この“責任”を負えない人が、決断できずに実行に移せないのです。
よく、「○○だから、△△といった懸念があり、だから××できません。」
・・・と理論整然とできない理由を並べて、なかなか実行に移さない人がいます。
確かにその理由は間違ってはいないのでしょうが、
そういった人は“責任逃れをしている”と考えられます。
よほどリスクが高いなど、マイナス要素が大きい場合を除いて。
よく考えてみてください。
物事はすべて複式簿記のようなものです。
借方が増えれば、貸方も増える。
借方が減れば、貸方も減る。
このように
チャンスを得ようと思えば、リスクも伴うものなのです。
ですから、あまりにもできない理由ばかりを述べて実行しない人は
“まだ責任を負える段階でない人”と判断したほうが良いかもしれません。
投稿者 ドリームサポート山口 : 2005年03月05日 23:35