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2008年05月27日

 なぜ、EAPが必要なのか[EAPについて]

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1.「人」は最も重要な経営資源

経営活動を構成するのは一般に「人、物、金、情報」と言われます。特に「企業は人なり」と言われるように、「物、金、情報」を使って利益を生み出すのは「人」の力であり、「人」こそ企業経営の最も重要な要素であると言えるでしょう。ですから「人」を有効に機能させるためにも、従業員の生命や健康が損なわれることのないように配慮し(安全配慮義務)、従業員が働きやすい環境を整えなければなりません。従業員の心の健康対策を行うことは、最も重要な経営資源を守るために必要な、経営活動の一環なのです。



2.企業の責任が問われる時代

なぜ、近年これほどまでに心の健康対策が重要な課題と言われるようになったのか、その社会的背景には次のような3つの原因があります。

a) 精神疾患や自殺の増加
近年、中年男性を中心とする精神疾患や自殺者が増加しています。自殺者に関してはバブル経済が崩壊した1998年から急激に増加し、それ以降10年連続で3万人を超えています。また、労働者健康状況調査(2002年、厚生労働省)によると「仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスがある」労働者の割合は61.5%にも増加しています。

b) 司法判断の変化
近年、司法において従業員の自殺の業務起因性が認められるようになり、企業(管理監督者)の安全配慮義務違反が問われ、多額の損害賠償の支払いを命じられるケースが増えています。

c) 労災認定基準の緩和
司法判断の変化に合わせて、厚生労働省が自殺を含めた精神疾患の労災認定基準を緩和し、これにより自殺や精神疾患の労災申請件数・認定件数が大幅に増えています。



3.心の健康不全がもたらす様々な不利益

従業員の心の健康不全は次のような様々な問題をもたらします。

・仕事の質の低下やミスの増加
・遅刻、早退、突然の欠勤など出勤状態の悪化
・集中力や判断力の低下
・勤務態度の悪化や感情の起伏が激しくなる
・周囲の人間とのトラブルや対人関係の悪化
・顧客からのクレームの増加
・意欲の低下や疲労感
・身体的不調の発生

これらの問題は企業に組織力の低下はもちろんのこと、ミス・トラブルの増加、労働災害の増加、休職者や退職者の増加、さらには対外的信用の低下など様々な不利益をもたらすのです。



4.個人と組織の関係の変化

最近、新聞でも大きく取り上げられていますが、個人と組織の関係に大きな変化が生まれています。「失われた15年」にピリオドを打ち、日本企業は競争力を回復しようとしましたが、その負の遺産として職場には渇いたムードが漂うようになりました。

組織の利益追求によるコスト削減、リストラ、成果主義・・・そしてそれに伴う個人への負荷の増加が今、重くのしかかっています。誰もがみな自分のことでいっぱいになり、疲弊し、孤立化している職場。

組織の効率化の陰で、個人の意欲が失われようとしています。

組織の効率化と個人の意欲、その両者を両立させるカタチを見つけることが、いま企業に求められています。EAPでは、そのような企業が抱える課題を解決する手法なのです。



■参考資料(2007年10月1日 日本経済新聞より)

Q1 あなた自身の働く意欲は2~3年前に比べて高まっていますか
1位.あまり変わらない(44.8%)
2位.低下している(31.7%)
3位.高まっている(22.5%)
4位.分からない(1%)

Q2 あなたが働きがいを感じる要素は何ですか(複数回答)
1位.自己の成長(46.4%)
2位.達成感(43.4%)
3位.自分の職場への貢献(41.7%)
4位.社会への貢献(40.3%)
5位.顧客からの評価(35.6%)
6位.会社からの評価(31.8%)
7位.賃金(31.1%)
8位.会社や組織の業績(23.1%)
9位.出世(5.0%)
10位.その他(2.7%)

Q3 あなたは会社を辞めたいと思うことはありますか
1位.たまにある(44.3%)
2位.めったにない(28.4%)
3位.頻繁にある(13.6%)
4位.全く無い(13.7%)

Q4 辞めたいと思った理由は何ですか(複数回答)
1位.達成感がない(41.5%)
2位.自己の成長を実感できない(33.0%)
3位.賃金が仕事に見合わない(31.0%)
4位.会社での人間関係がよくない(25.1%)
5位.評価が不当に低い(23.6%)
6位.仕事量が多すぎる(18.6%)
7位.勤務時間が長い(17.3%)
8位.過剰な責任を負わされる(13.0%)
9位.現在の仕事には向いていない(12.6%)
10位.休日が少ない(10.3%)

※上記のアンケート調査は日経ネットPLUS会員にメールで呼び
かけ、2007年8月に3452人から回答を得たものです。

投稿者 ドリームサポート山口 : 2008年05月27日 23:50